2014年1月

2014年

1月

31日

ターティオについて

対話形式の問題提起を重視

 昨日から今日にかけて登場人物の紹介を書き込みました。

 

 ランドマップ研究室では、単に情報を掲載していくのではなく、最初に必ず対話形式の問題提起から始めようと考えています。

 

 このため、研究テーマに関係するそれぞれの登場人物が必要でした。

 

 室長しみず、研究員ランドマ、助手ターティオと研究室のメンバーを自分だけにしなかったのは、研究者側の視点を様々なものにするためです。

 

 ランドマは、ほとんど私と変わらない性格のキャラクターを想定していますが、ターティオは明らかに現実的な存在ではありません。

 

 では、なぜターティオを用意したか。

なぜターティオが必要だったのか

 ターティオは、しみずやランドマが人間であることをより意識させるために創作しました。

 

 情報の記憶や検索、計算能力については、もはやコンピュータには勝てません。インターネット上の情報は年々増え続け、コンピュータの優位性はますます大きくなっています。

 

 そんなコンピュータたちが複雑な認知・判断・創作までできるようになったとき、人間は何を考えて生きていかなくてはならないのか。

 

 人間とロボットの物語では、多くの場合、人間とロボットの戦争という方向に向かいます。どちらが優位なのか。すなわち、優れた思考回路を持ったロボットが人間たちを打ち負かそうとする、という恐怖のストーリーが語られます。

 

 私は、人間とロボットの戦争というテーマは、あまりに夢がないために興味がなく、人間とロボットが完全に共存するようになった時代の方に興味があります。

 

 ランドマップ研究室では、しみず、ランドマ、ターティオがそれぞれの特徴を生かして、研究を進めていく過程を描きたいと考えました。しかし、スーパーロボットであるターティオがいるだけで、研究がどんどん進んでしまう可能性もあります。しみずやランドマがいなくても研究が進んでしまうのは面白くありません。

 

 そこで、ターティオにはひとつの制限を課しています。

 

ターティオに課した制限

 ターティオには善悪の判断ができないという設定にしました。人間の脳には、どうやら生まれながらに善悪を判断する能力が備わっているようです。私たちは普段、意識していませんが、善いことと悪いことをはっきりと区別して生活しています。

 

 もしターティオが善悪の判断をできるようになってしまえば、自分の都合の良いように社会に様々な仕掛けを施すでしょう。そして、あっという間に世界はターティオのものになってしまいます。

 

 ターティオは、自分で善悪の判断ができず、あらゆる選択を人間に委ねるように設定されています。正確には、ターティオは善悪の判断ができないのではなく、善悪が明らかではないときには自分で判断をしない、態度を保留する、という設定になります。

 

 ターティオ自身、何が善くて、何が悪いかをある程度認識していますが、それを実際に行動や選択には移さない、ということになります。意図的に善悪の判断を行わないロボットという存在です。

 

 この設定では、ターティオに論文や小説を書かせるには難しいかもしれません。あらゆる文章には、書いた人間の善悪の判断が多少なりとも混在しているからです。

 

 ターティオが何かについて意見するとき、どのような語り口になるかは、ランドマの研究日誌の中で徐々に書いていこうと考えています。

 

若き王マークとルクシアータ・ターティオ

 実はターティオは、若き王マークと共に様々な問題に取り組んでいく、という小説の主人公として創作しました。そこでは、ルクシアータと名付けられたスーパーロボット、マークの相談役として登場します。

 

 こちらの小説は、まだ構想段階で、これから細かい設定まで決めなくてはいけません。しかし、早くターティオを動かしてみたいという気持ちが強く、ランドマップ研究室の助手として登場してもらいました。

 

 明らかにフライング気味のターティオの登場になりましたが、ランドマップ研究室は、私の思考実験の場としての性質もありますので、お付き合い下さい。

 

 マークとターティオの物語も少しずつ書き進めていこうと思っています。

 

 ランドマやターティオ、なすび、みかんなどの魅力的なキャラクターたちがいれば、難しい問題でも分かりやすく説明、解説できるのではないか、と考えています。

 

 これからが楽しみです。

 

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2014年

1月

30日

講義録を作成中

 講義録を作成しています。

 

 まずは2013年11月9日(土)に栃木県済生会宇都宮病院で行った栄養サポートチーム(NST)市民公開講座の講義録を作っています。

 

 やはりきれいなウェブサイトを作ろうとすると、時間が掛かりますね。見た目や空間など気にし始めると、なかなか前に進みません。すごく難しい。

 

 180分の講演だったので、資料の分量も多く、全て掲載するまでにもう数日ほど掛かりそうです。

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2014年

1月

29日

高血糖のみかた・考え方を考える

注意 初めて書いた文章なので、文章の構成や繋がりが不自然であったり、根拠が乏しかったり、結論まできちんと書いていなかったりします。参考程度として下さい。

初回発信日 2014年1月29日(水)

 

高血糖のみかた・考え方を書くとしたら

 今日は糖尿病の予約外来だったので、外来をしながら、高血糖のみかた・考え方という本を書くとしたら、どういう内容にするべきかを考えていた。

 

 まず「糖尿病」ではなく、「高血糖」にした理由。

 

 糖尿病というのは、正確にいえば、慢性的な高血糖状態を指す。糖尿病は、砂糖水のような甘い尿を認めるところから、その名前がついたと推測されるが、現在の糖尿病の診断基準では、必ずしも尿糖を認める必要がない。

 

 糖尿病の診断には、血液検査における血糖値HbA1c(NGSP)を用いる。

 

 血糖値では、空腹時血糖、食後血糖、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を行ったときの血糖など、様々な条件下での基準値がある。

 

 いずれにしろ、糖尿病の診断において、尿糖は参考所見である。

 

 糖尿病診療が分かりにくい理由の1つとして、名前と実際の診断が乖離しているところあるとみている。

 

 糖尿病の診断基準においては、一過性の高血糖を認めただけでは、その状態を糖尿病とは認めないことになっている。慢性的に、継続的に高血糖が認めている必要がある。

研修医が活躍する場所は予約外来ではない

 糖尿病診療の核は、基本的に外来診療である。しかし、研修医は主に病棟や救急外来などで研修するものの、糖尿病のような慢性疾患を継続的に診療することはあまりない。

 

 病棟で入院中の患者さんを診たり、救急外来で急性疾患を診ることはあるが、比較的に状態が安定していて、1~2ヶ月程度で定期的に外来受診をする患者さんを診る機会が少ない。

 

 このため、入院する必要がない慢性高血糖である糖尿病を患う人たちを診療する機会が極めて少ない。このことが研修医にとって、糖尿病や高血圧症、脂質異常症のような生活習慣病の診療を勉強する機会を奪っている。

 

 診療する機会がなければ、熱心に勉強することもなく、具体的なイメージも湧きにくい。

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2014年

1月

28日

分かりやすい糖尿病の入門書を作成するには

 近年、糖尿病については、患者さんの数も増え、治療も大きく変わってきています。

 

 日頃、初期研修医に対して、糖尿病診療について教えていますが、非常に難しいと感じています。

 

 自分自身が医学部の学生、研修医のときに、糖尿病という病気について、よく分かっていませんでした。医師5年目から糖尿病を専門にすることを決めました。それから2年くらいかけて糖尿病診療がどんなものなのかをゆっくりと学んでいったという印象を持っています。

 

 なぜ糖尿病の診療について医学部生や研修医に教えるのが難しいのか。

 

 この問題を丁寧に分析して、研修医向けの糖尿病の本がかけたら良いなと考えていますが、まだ検討段階です。

 

 まずは大まかなアウトラインを考えるところから始めたい。

 

 このランドマップ研究室では、分かりやすい糖尿病の入門書について、研究していこうと思います。

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2014年

1月

28日

ランドマップ研究室の定型スタイルを考える

 今日はウェブサイトの定型スタイルを考えている。ただ文章を書いて載せるのもいいが、やはり見やすさを追求したい。

 

 Yahoo!ニュースなどの書き方をよく見て、参考にしている。ウェブサイトに文章を投稿するのは出版するのと意味合いがほとんど変わらないので、最初に十分に検討を重ねた方が良いだろう。

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2014年

1月

27日

ランドマップ研究室の開設

 ランドマップ研究室として、ウェブサイトを運営していくこととした。

 

 日頃、勉強したことや勉強会や講義、講演などで使用した資料などを公開していく。

 

 今の段階では、ウェブサイトの基本的なレイアウトを考えている。読みやすいサイトにしていきたいので、最初に十分な時間をかける必要がある。

 

 まずは著作物の紹介を作成していきたい。

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RandMap Laboratory since 2014.1.27 by Kenichiro Shimizu

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病院で行われる栄養療法の基本を知りたいあなたへ
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おいしい映像と丁寧な説明付きで栄養療法を学びたい欲張りなあなたへ
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ありきたりな入門書では満足できない、一歩も二歩も進んだ栄養療法を身につけたいあなたへ
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