ランドマップ研究室では、室長の方針で対話を重視しています。
理解することが難しい問題でも、対話を繰り返すことで次第に理解が深まることがよく知られているからです。
古代ギリシアでは、プラトンが対話を用いた作品を数多く残しています。「国家」は言わずと知れたプラトンの代表作で、ランドマップ研究室でも「国家」を意識して、対話を重視した報告を心掛けることにしました。
室長だけでは研究も進んでいきませんので、室長と研究テーマを話し合う個性豊かなメンバーたちを紹介します。
注意
各キャラクターに挿絵がついているものがありますが、あくまでイメージとして下さい。
本来ならランドマップ研究室でオリジナルのキャラクターデザインをしたいところです。その内、研究室でのキャラクターデザインができたら、イメージを差し替えます。
ランドマップ研究室
栄養・糖尿病・アンチエイジング・リスクマネジメントについて研究している。
研究室長 しみず
研究員 ランドマ
助手 ターティオ
ランドマップ記念病院
地域を支える急性期病院。24時間365日、救急車を受け入れている。
研修医 なすび
看護師 みかん
看護課長 あかばね
薬剤師 わたひき
管理栄養士 こたに
臨床検査技師 つるわだ
ランドマップ・ベーカリー
創業者"やしろう"から3代続いているパン店。1日に1万個のパンを作る。周辺地域の小中学校における学校給食のパンを配達している。
社長 きよひこ
事務長 かほり
会長 なおぞう
会長の妻 あさ
ランドマップ研究室を運営している研究室長。
35歳、男性。O型。
ランドマップ記念病院の糖尿病・内分泌内科にも所属しており、栄養サポートチーム委員会の委員長をしている。研修医なすびや看護師みかんとともに、糖尿病診療や栄養サポートを行っている。
ランドマップ研究室では、研究員ランドマと助手ターティオとともに、テーマについての研究を進めている。
ランドマップ研究室で研究している若手研究員。
28歳、男性。B型。
医学部を卒業して2年間の初期研修を終了した後、医師を辞めて研究生活に入った。極めて特殊なキャリアを持つが、その動機については多くを語らない。
本屋が好きでいつも立ち読みをして、色々な本を購入している。また、インターネットを使い、様々な情報を集めては整理して楽しんでいる。マニア向けする情報を集めるのが趣味。
将棋アマチュア三段。インターネットを使ってオンラインでよく対局をしている。研究室ではターティオとしばしば将棋を指すが、まったく勝てないので、あまりやりたくない。
室長に依頼されている仕事もときどきサボり、自分の興味のある分野の研究に没頭してしまう癖がある。あまり有用な報告をしてこないので、室長も困っている。
それでも、ときどき鋭い意見を言ってくるので、室長もクビにさせられないでいる。
口癖は「室長、それはターティオに頼んで下さい。僕は忙しいので」
ランドマップ研究室の頼れる助手。
認知や創造する能力が人間のレベルまで高まったロボット。
膨大な情報量を記録する能力はもちろんのこと、いつでもどこでもインターネットに繋がることができるので、世界中から瞬時に有用な情報を集めてきて、素早く分析し、鋭く的確な指摘をしてくる。
これまでのコンピュータが弱かった分野である認知能力も並の人間を超えており、論文の執筆や小説などの創作もいとも簡単にこなしてしまう。将棋でもランドマに負けたことがない。
もはや無敵の助手である。室長がランドマを雇っている理由がよく分からないくらいだ。
しかし、ターティオにも弱点がある。善悪の判断ができない。もともとそのような思想で設計されたロボットであり、人間に代わって意志決定をしないことを原則としている。
口癖は「そういう大事なことは、ランドマが決めて下さい」
医師になったばかりの研修医。ランドマップ記念病院で初期研修を行っている。
24歳、男性。A型。
ランドマップ研究室では、研修医なすびを一人前の医師に育てることを目的としている。なすびが分からないところ、興味があるところがそのまま研究テーマになる。
ランドマップ研究室の研究テーマである栄養、糖尿病、アンチエイジング、リスクマネジメントについては、いつもよく分からないと感じており、ランドマやターティオを捕まえては、様々な質問を浴びせかけてくる。
口癖は「ランドマさん、その説明だとよく分からないですよ」
ランドマップ記念病院で働く看護師。なすびの姉。
28歳、女性。O型。
キャリアを積み、自分自身は充実した日々を送っているが、なすびが各方面で迷惑をかけないか、いつも心配している。
糖尿病の病棟を担当している。最近、栄養サポートチームに所属することになり、栄養療法について学び始めている。
なすびとは違った視点で、ランドマップ研究室に鋭い質問を投げかけてくる。ランドマとは同じ大学で学び、以前からよく知っている仲。
しばしばランドマをバカにするような素振りを見せるが、本心では彼の研究能力に高い信頼を置いている。学生時代、そして、研究員になってからも熱心に勉強、研究を続けてきたランドマの姿を見ているからだ。
口癖は「なすび、ダメもとでランドマに聞いてみたら?」
看護師みかんの友人。
ときどきみかんに会いにランドマップ記念病院にやってくる。
28歳、女性。A型。
健康について興味があり、みかんに何かと質問してくる。いつも核心を突いた質問をするので、みかんも簡単に答えられなくて、困っている。
とまとが「ねぇねぇ、みかん、これってさぁ・・・」と始まると、みかんは冷や汗をかくようになるほどだ。何でも興味を持ち、「とにかくやってみよう」がモットー。
口癖は「へ~、そっかー、なるほどねぇ」
ランドマップ記念病院の糖尿病病棟で働く看護課長。みかんの上司。栄養サポートチームに属している。糖尿病、栄養サポートの両分野で、みかんを鍛えている。
ランドマップ記念病院で働く薬剤師。栄養サポートチームに属している。色々なところに顔が広く、病院内外の情報を多く持っている。
ランドマップ記念病院で働く管理栄養士。栄養サポートチームに属している。演歌が得意で、年一回はみんなの前で披露することを楽しみにしている。
ランドマップ記念病院で働く臨床検査技師。栄養サポートチームに属している。管理栄養士こたにとは入職からの腐れ縁。ときどき飲みに行っては2人で様々なことを語り明かしている。
ランドマップ・ベーカリーの3代目社長。
58歳、男性。A型。
室長の父。室長のことを「けんいち」と呼ぶ。
大学時代はボート部で鍛えていたが、仕事を始めてから運動不足となり、食べ過ぎも加わり、メタボ体型となった。血糖、血圧、コレステロールなど数字が気になっているものの、なかなか痩せられず、どうしたらいいか悩んでいる。
3代続いたランドマップ・ベーカリーを支えている。バブル崩壊以降、苦労が絶えない。
口癖は「中小企業の社長は辛いよ」
ランドマップ・ベーカリーの事務長。
58歳、女性。B型。
きよひこの妻であり、室長の母。室長のことを「けん」と呼ぶ。
サプリメントが好きで、様々なサプリメントを試している。必要以上にサプリメントを飲んでしまうので、失敗することも度々ある。
ランドマップ・ベーカリーの経営を支えている。
口癖は「あまりお金を使わないように」
ランドマップ・ベーカリーの会長。元2代目社長。
82歳、男性。A型。
きよひこの父であり、室長の祖父。室長のことを「けんいち」と呼ぶ。
若い頃は製粉会社に勤めていた。そこでは野球部に所属しており、投手をしていた。プロ野球のナイター中継を日本酒を飲みながら観戦するのが毎日の楽しみ。
過去に胃ガンの手術をしている。最近、物忘れがひどくなっており、きよひこやかほりは認知症が進んできたのではないか、と心配している。
口癖は「あのピッチャーはいい球を投げるなぁ」
ランドマップ・ベーカリーの会長なおぞうの妻。
80歳、女性。AB型。
きよひこの母であり、室長の祖母。室長のことを「けんいち」と呼ぶ。
ランドマップ・ベーカリーの創業から屋台骨として支えた。最近は腰や膝が痛く、歩くのも大変になってきている。
些細なことで不安になりやすく、いつも居間の掘りごたつに座って独りで悩んでいる。
口癖は「おにぎり、つくろうか」
2014年
1月
31日
金
対話形式の問題提起を重視
昨日から今日にかけて登場人物の紹介を書き込みました。
ランドマップ研究室では、単に情報を掲載していくのではなく、最初に必ず対話形式の問題提起から始めようと考えています。
このため、研究テーマに関係するそれぞれの登場人物が必要でした。
室長しみず、研究員ランドマ、助手ターティオと研究室のメンバーを自分だけにしなかったのは、研究者側の視点を様々なものにするためです。
ランドマは、ほとんど私と変わらない性格のキャラクターを想定していますが、ターティオは明らかに現実的な存在ではありません。
では、なぜターティオを用意したか。
更新日 2014年6月12日(木)
RandMap Laboratory since 2014.1.27 by Kenichiro Shimizu